大人になってから始める習い事。
新しいことを覚えたり、
できなかったことができるように
なったりするのは楽しいものです。
でも、習い事を続けるうえで、
意外と大きいのが先生との
相性ではないでしょうか。
先生の知識や技術が優れていても、
自分には合わないと感じることがあります。
そんなとき、せっかく始めたのだからと、
無理に続ける必要はあるのでしょうか。
今回は、私がピアノを
習っていたときの経験をもとに、
習い事に使うお金と、
先生との相性についてお伝えします。
私は子どものころ、
少しだけピアノを習っていました。
それからずいぶん時間がたち、
最近もう一度ピアノを習い始めました。
今は元気で外出もできますが
将来的に、今のように自由に
外出できなくなることも
あるかもしれません。
そんなとき、自宅で楽しめる趣味が
あったらいいなと思ったのです。
ピアノなら、家にいながら音楽を楽しめます。
そんな理由もあって、
改めてピアノを習うことにしました。
最初に習った先生は、とてもいい先生でした。
1年ちょっとの間、
楽しくレッスンを受けていましたが
先生の個人的な事情で、
残念ながらお別れすることに。
そこで、同じスクールで
新しい先生を紹介してもらいました。
ところが、実際にレッスンを受けてみると、
どうも自分には合わないと感じたのです。
人柄や教え方がしっくりこない。
さらに、前の先生についての発言にも、
少し違和感がありました。
もちろん、先生には先生の考え方や
事情があるでしょう。
私に合わなかったからといって、
その先生が悪いと決めつけるつもりはありません。
ただ、私は「この人に習いたい」
という気持ちになれませんでした。
次の予約も一度は入れましたが、
やはり違うと考えて
スクールを辞めることにしました。
その後、別の先生も探してみました。
この人ならいいかもしれないと思ったものの、
実際に習ってみると、やはり少し違う。
結局、その先生のレッスンも辞めることになりました。
習い事を辞めるのは、案外気を遣うもの。
先生に申し訳ない。
せっかく時間とお金を使って始めたのに、
もったいない。
もう少し続けたら、
うまくいくかもしれない。
そんな気持ちになることもあると思います。
知り合いから紹介してもらった先生なら、
なおさら辞めにくいかもしれません。
でも、習い事は自分が学びたいことを
学ぶために、お金を払って通うものです。
先生の技術が優れていても、
自分がその教え方に納得できなかったり、
安心して学べなかったりするなら、
続けることが自分にとって最善とは限りません。
ここで考えたいのが、費用対効果です。
この場合の費用対効果というと、
料金に対してどれだけ上達したか、
どれだけ成果があったか、
という話になりがちです。
もちろん、それも大切です。
でも、私はそれだけではないと思っています。
その先生から学びたいと思えるか。
レッスンの時間を有意義だと感じられるか。
自分が納得して、お金を払い続けられるか。
こうしたことも、習い事の費用対効果に
含まれるのではないでしょうか。
上達したいからといって、
相性の合わない先生に
我慢してお金を払い続ける必要はない。
私は、自分の経験からそう考えるようになりました。
ここで、改めて考えてみました。
私は、ピアノの先生に習い続けること自体が目的
だったのでしょうか。
違います。
私がピアノを始めたのは、
将来、自宅で過ごす時間が増えたときにも
楽しめる趣味を持っておきたかったからです。
ピアノを弾けるようになりたいのであって、
先生に習い続けることが目的ではありません。
そう考えると、先生との相性が合わなかったからといって、
ピアノそのものを諦める必要はないのです。
今は自主練習をしています。
どうしても弾きたい曲があって、
楽譜を見てもわからないところがあれば、
参考になる動画を探します。
クラシック系の曲なら、教則本や解説動画も
比較的見つけやすいので、自分で調べながら
練習することもできます。
もちろん、独学には限界もあります。
自分では気づかない癖があったり、
わからないところを解決できなかったりすることも。
それでも、今の私には、
自分のペースで練習する方法が合っています。
必要になったときに、
またレッスンを受けることを考えてもいい。
