【実務者研修講座】介護未経験の私が、医療的ケアを受講した話

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みなさま、こんにちは。
今回は、介護の資格「実務者研修」のひとつ「医療的ケア」を受講した話です。
介護福祉士の試験を受験するために取得必須な資格のひとつであり、講座の名前の通り「実務」的な内容です。
介護の資格ってどんなものがあったっけ?についても、サクッとお伝えしますね。

この記事の「おまとめ」は

介護の資格のひとつ「実務者研修」の「医療的ケア」の受講話

「介護の仕事に興味ある人」「介護の学習ってどんなものか」を

知りたい人向け です。

なお、実務の説明以外は、イチ受講者であった私の「率直な感想」を書いています。

「そういうものかなぁ」くらいな気持ちで受け止めてくださいね。

介護の資格ってどういうものがあるの?

実務者研修の話の前に、「介護ってどんな資格があるのか」をサクッと。
未来ケアカレッジさんのサイトより図を引用しています。
介護資格について、とてもわかりやすく解説されていますよ。

介護資格についての図
介護の資格は、いろいろあります。
まずは、介護職員初任者研修の資格を取得し、今回紹介する実務者研修へとステップアップします。
諸条件が整ったら、介護福祉士の受験資格を得られます。

医療的ケアについて

医療的ケアとは、在宅介護されているご利用者が日常生活を行う上で必要とされる「痰の吸引」や、鼻などから管を通して栄養剤を流し食事を摂取する「経管栄養」を指しています。この医療的ケアは、医師や看護師などの医療従事者しか行うことができない医療行為ですが、医師や看護師の指導の下で、介護するご家族だけでなく研修を受けた介護職員も行うことができるようになりました。これらの医療的ケアが実務者研修に含まれるようになった背景には、介護現場での喀痰吸引等のニーズや実態を踏まえ、介護職員の質の向上を図る必要があると国が判断したためです。

カイゴジョブアカデミーより

詳細について知りたい方は、こちらからどうぞ。

実習中心の2日間

1日目は「たん」の吸引と「胃ろう」

1日目の流れを。

テキストを用いて重要事項の説明、ワークシート配布

30分〜1時間程度の座学。講師は、看護師。A3サイズのワークシートが配布。
これに作業手順が細かく書かれている。

2人もしくは3人ひと組でワークシートを用いて実習開始

ダミー人形を用いる。講師がひと通り実技を見せる。実習は、交互にやっていく。

午前中は、口腔内たん吸引実習及び実技テスト

4回の実技練習をお互いが採点。その基準は
(指示なくできる・指示すればできる・指示してもできない)で評価。
5回目は、講師の目の前で実技テスト。基準を満たせば合格の印もらえる。

午後は、鼻腔内たん吸引と気管カニューレの実習及びテスト

STEP3の流れと変わらず。手順はそれほど変わらないが、扱うものが違うので戸惑うことも。

合格印をもらえたら、「おわり」

丸一日。慣れないことの連続でかなりの疲労感。

気管カニューレとは

カニューレ(かにゅーれ、cannula)とは、心臓や血管、気管などに挿入する太めの管のことである。気管切開後に切開部から気管内に挿入するものを気管カニューレという。気管カニューレは、患者の状態に応じて使い分ける。

看護Roo!用語辞典より

詳細については、こちらからどうぞ。

2日目は「経管栄養」

2日目は、「胃ろう(または腸ろう)経管栄養」と「経鼻経管栄養」の実習です。
流れは1日目とほぼ同じ。
栄養を「胃」から摂取するか「鼻」から摂取するかの違いで手順は、若干変わります。
二日目のほうが、1日目で実習しているため、わかりやすく感じるかもしれません。

点滴

「おまけ」な話として

1日目に配布されるワークシート(画像は、一部です)

医療的ケアのワークシート


医療的ケアの手順が詳細に記載されているのでかなり「使える」教材(らしい)です。
ただ、2日目の講義が終わると資格証交付の関係上、回収されます。
そのため、2日目のお昼休みまでにコンビニでコピー、もしくはスマホ撮影がおすすめ。
この話は、2日目の講師が教えてくれました。

私にとっての「実習」とは

親の介護などを経験したことがない私にとっての実務者研修の「実習」は、「過酷」でした。

その理由はこちら。

  • 医療的な介護を受けている人を見たことがないのでイメージがつかめなかった。
  • 手順の通りに器具を扱うのが苦手。(不器用すぎる)
  • 実習で組んだ相手が若干「高圧的」(私の所感)

動画視聴しても「イメージが、わかない」

受講講座の教材に「医療的ケア」のDVDが1枚入っていました。
実習前に観ておくといいですよ、と言われて観ました。
が、どうも勝手がつかめません。
その理由は、「医療的なケア」を受けていた人を見たことがないからです。

手具の扱いがどうしても「覚えられない」

これは、私の不器用すぎるところかもしれません。
何度同じことを言われても分からないのです。
ましてや講師の前でテスト、なんて正直「とんでもない!!!」でした笑 
実際は、「次なんだっけ?」と天の声?とジェスチャーを交えながら誘導してもらえました。

一緒に組んだ相手で「変わる」

実習を一緒に行う相手は結構大事です。
一緒に組んだ相手は、介護施設で働いているバリバリの男性。
テキパキとこなす姿を見る限り「きっと現場で活躍しまくりなんだろうな」です。
デキる分、なんていうのか「高圧的」でした。(私の所感ですので・・・)
一緒に実習を進めていくのが辛くなりました。
途中からとても優しい方に相手が変更になり、ホッ。
不器用ながらも進めることができました。

修了証授与は、自己申請

己の不器用さに悔しみを感じながらもなんとか修了。

実務者研修の修了証は、必要書類を準備して郵送しなくてはなりません。

郵送するものは、主にこちら。

  • 受講証(記名や必要事項記載のもれないか確認)
  • 受講した感想文(長文でなくても問題なし)
  • 受講アンケート(ありのまま答える)

専用封筒(紛失した際には、受講中に講師から再度もらえる)に切手(50グラム対応がベター)貼付。
投函後、約10日〜2週間でお手元に届くのがこちら。

実務者研修修了資格証

2種類ありますが、ひとつは介護福祉士の試験に利用する?みたいですね。
資格証がやってきて「ホッ」としました。
おめでとう私、です。

介護福祉系の「資格取得」はあり?なし?

半年かけて「未経験な」私は、介護の資格取得に挑みました。

結果としては、「半分はアリかな」です。

理由は、こちら

  • 「老いるとは」や「将来の身内や自分の介護」の学習としてはアリ!
  • 介護職に従事する予定がないなら「初任者研修」だけでまずは、よし!

いつかは「歳を重ねて、老いる」その時のために

人は、いつかは歳を重ねて老いていきます。
老いることで、若いときのようにはできなくなることもあるでしょう。
「いつまでも若くありたい」という気持ちは大事。
でも、気持ちとはウラハラに「老い」は少しずつやってきます。
その時に自分があわてふためきたくないな、その気持ちで学習しました。

また、身内の「介護」がいつやってくるかわかりません。
その時の「心の準備」としては、「初任者研修」の受講をしていて良かったです。
初任者研修については、こちらの記事をどうぞ。

no image介護未経験の私が、初任者研修講座を受講し始めた話

実務者研修は「実務をおこなっている人のモノ」

初任者研修を受講する際に「セット割」で実務者研修を申し込みました。
その時には「一気に学んだほうがいい!」と勢いがありました。

学んだことは、ムダではありませんでした。
が、未経験者にとっては、介護者を「想像」の中で対応しなくてはなりません。
また、介護施設で就業している人とそうでない人との「経験値」は、計り知れません。

つまり、実践の場で働いている人にとっては、
「あぁ、あの利用者さんがやってることね」
など、いつものことが、「すっと」できるのです。多分。

これはもう、どうしようもないことであり、未経験者が決して悪いわけではありません。
そこは、私も割り切りました。
なんだかんだ言っても「資格取得」できましたし、ね。

まとめ

介護の資格を取り始めたのは、ブログを立ち上げる前。
このような形で「体験記」を書いているのも少し不思議な気持ちです。


介護の仕事は、間口が広いです。
「未経験者」「学歴不問」「年齢制限がゆるめ」
その分、いろいろな意味になりますが「過酷」です。

もちろん、利用者さんの笑顔やリハビリ、感謝の気持ちに救われることもあるでしょう。
そんな人たちが、報われるような「仕事」であってほしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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