社員証を洗濯した私が、背負わされていたこと

昔、夫の社員証を洗濯して
しまったことがある。

夫のワイシャツに
それがついたまま、気付かずに、
洗濯機を回してしまったのだ。

「あ……やっちゃった💦」
(テヘペロって感じ?古いかな?)

まあ、やってしまったものは
仕方がない。

ところが、夫から

「ちゃんとチェックしろっ!」
怒鳴られてしまった。
職場の機械で社員証を
読み取ったりする仕様だったらしい。
洗濯したらそれは出来なくなり
再発行となったようで。
ご迷惑をかけてしまった(んだと思う)。

当時の私は、

「私がちゃんと確認しなかったからだ」

反省した。

で、さらに言われた。

「ちゃんとチェックするようにしろっ!!!」

私は言われたとおり、

「洗濯前にチェックすること」

と紙に書いて、それを洗濯機に貼った。


今になって思う。

なんで私が怒られ、そんなものまで
書かされ、貼らなくてはならなかったのか。



私は、いつの間にか、

「夫の持ち物を事前に確認する係」

にならざるを得なかった。


振り返れば、
社員証だけじゃない。

プリンターのインクがなくなれば、

「なんで買ってないんだ」

ビールが冷えていなければ、

「なんで冷やしてないんだ」

製氷器に氷がなければ、

「なんで作ってないんだ」

……。



ビールは冷えております。

氷もございます。

プリンターのインクも切らしておりません。

社員証も確認済みでございます。

……って、何なのか?



私は、家事を主に家でやってきたし
今もしている。


けれども、家事をすることと、
家族の一人ひとりが必要とするものを
先回りして管理すること

は、同じなんだろうか。

子供が小さい時ならいろんなことを
手取り足取りやらなくてはだったので
それらはもちろんやっていた。

気づけば、夫までそれに。

夫の意向に反していたら

「ちゃんとしろ」

と言われる。

……あれ?

この「ちゃんと」って、誰が決めたんだ?

そもそも「ちゃんと」ってなんなんだよ。

「あなたが困らないように、
私が全部先回りしておきます」

ってことなのか。

甘ったれんなっつーの。



あの頃の私は、はいはい、と黙って
自分が悪いんだなんて思いながら
いろいろ背負っていたんだなと思う。


ちなみに今は、自分のビールは
自分で買ってきて
冷蔵庫入れて冷やして飲んでる。
社員証もワイシャツには
くっついてない。
プリンターインクも
自ら買いに行ってる。

なんだ、やればできんじゃん。

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